第18章 ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス
女の人は、説明して云った。
そして、帰ってきた国木田さん曰く
『密輸業者』と云う。
しかし、なぜ僕が……
「小僧。お前が行け。」
「ヘッ!?」
なぜ?
国木田さんはただ見張るだけだと云う。
そしてさらに指名していく。
「谷崎と白雪もいけ。」
そして、谷崎さんが行くならナオミさんも行くことになった。
カチコチ
カラダが動かない……
「おい小僧。」
国木田さんが僕を呼ぶ。
どうにか小僧をやめてほしい……
すると、二枚の写真を僕に見せる。
二枚の写真には、ちょうど白雪さんと同じくらいの歳の女の子と男の人が映った写真であった。
「この人たちは?」
「マフィアだよ。」
太宰さんが横入りから言う。
ビックリした……
国木田さんが続ける。
「港を縄張りにする兇悪なポート・マフィアの狗らだ。女の方の名前が黒雪。男の方の名前は芥川。こいつらには探偵社でも手に負えん。」
え?それやばくないですか?
ってなんで?
「何故危険なのですか?」
「そいつらが能力者だからだ。」
なるほど。
そして最後に国木田さんが言う。
『俺でも___奴らと戦うのは御免だ。』と。