第9章 虎探し
太宰さんに頼まれて別の仕事をしようとしていたけど、なんでここ?
私の目の前には、敦くんと太宰さんがいる倉庫ではないか?
って事は、太宰さんもう犯人が判ったんだね。
私は倉庫に入る。
「君が街に来たのが二週間前、虎が街に現れたのも二週間前」
どうやら事件は解決のようだ。
私は、敦くんを見て云う。
太宰さんは、早かったねと言わんばかりに笑顔だ。
「敦くんが鶴見川べりにいたのが四日前、同じ場所で虎が目撃されたのも四日前だったんだよ。」
太宰さんと私は敦くんにいった。
「「君/敦くんも『異能の者』だ/だよ。」」
そして続ける。
「「現身に飢獣を降ろす月下の能力者ーー」」
敦くんは、虎に変わっていた。そして、太宰さんの方に攻撃。
「白雪ちゃんは、じっとそこに居てね。」
「分かりました。」
太宰さんはスイと虎・敦くんの攻撃を避ける。