第9章 虎探し
「白雪ー。」
「ん?国木田さん?どうされましたか?」
私は、あるところに向かっていた。
「あいつが、どこにいるか知っているか?」
あいつ……ああ。太宰さんだ。
また仕事サボったな。
「ええ。今そこに向かっているところですので、一緒に行きますか?」
「ああ。そうしてくれると嬉しい。」
私は国木田さんとともに、向かう。
私が向かっていたところは、川であった。
「あ、いたよ。」
私は、川近くで座り込んでいる太宰さんともう一人の男の子を見つける。
「おォーい」
私たちは、二人の元に行く。
「こんな処に居ったのか唐変木!」
国木田さん、それ言いすぎ。
しかし、太宰さんにはノーダメージだ。
「おー
国木田君白雪ちゃん
ご苦労様。」
「いや、ご苦労様じゃないですよ。太宰さん。」
「苦労は凡てお前の所為だ。この自殺嗜癖!」
ほらー。国木田さん怒ってるよ。
「お前はどれだけ俺の計画を乱せばーー」
「そうだ君。良いことを思いついた。彼らは私の同僚なのだ。特に彼に奢ってもらおう。」
はあ!?