第2章 ポートマフィア
私たちは、ずっと暗闇の中で過ごしていた。
黒雪は、私の双子の妹であった。
「白雪、誰か来た。」
私たちは、戦闘モードに移す。
タスタス
一人の足音が聞こえる。
そして、分厚いあのドアを開ける。
「やあ。私は太宰治。」
入って来たのは、包帯を巻いていた青年。
だが、どこか危ないオーラが漂っている。
「ここから出て行って。」
「それは、無理だね。」
黒雪は、異能力:『林檎ハ如何?』を発動した。
が、
「え?効かない?」
その瞬間、黒雪は太宰治にお腹を拳で殴られた。
「黒雪!!」
私は、すぐに『七人ノ小人』を発動。
「君も異能力者なのかい?」
太宰治は、ニタリと笑う。
まるで、あの男のように。