• テキストサイズ

文スト【白雪姫と黒雪姫】

第31章 白雪さんの家





白雪さんから手袋を返してもらったあと、白雪さんは立ち上がった。

「どうしたんですか?」

「ん?ちょっとね。この服装だと出れないからね。」

ああ。なるほど。今から探偵社に行く気なんだ。



白雪さんは、ここで待っててねと言うとまた部屋から出て行った。


僕は、思わず緊張が解れた。

なんか、いろいろ遭ったな。疲れが、ここで出てくるとは…

「はあ。」

僕は、ふっとたんすの上の写真が見えた。

僕は、立ち上がってその写真を見た。


その写真には、白雪さんと太宰さん、そして帽子をかぶった男性と黒雪によく似た女の子が写っていた。


え?


僕は、その写真に疑った。

この写真に写っている白雪さんや太宰さんの目は、今のように輝いている目ではなく光もない殺人の目であった。


どういうことだ?





「おまたせ~」
「!?」

僕は瞬間移動のように写真を元の場所に置くと、すぐに元の場所に座る。




/ 173ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp