第31章 白雪さんの家
僕は、みんな(主に国木田さん)から、白雪さんの様子を見てきてくれという訳で、白雪さんの家の前にいた。
「…………え?なに此処?」
僕の眼に映るのは、庭が見える大きなお屋敷のような処。
一先ず、ベルを鳴らす。
ビーーー
『はい。どちら様でしょうか?』
「え?えっと、武装探偵社の中島敦と云う者です!」
『え?敦くん?あっ。ちょっと待って今行くから!!』
と言って、切れる。
「驚いた……。」
僕は、思わず苦笑する。
すると、髪に綺麗な赤い花を付けてい白いワンピースを着た白雪さんが出てくる。
「敦くん。こんにちは。どうぞ、入って。」
と言って、白雪さんは僕を家の中に招き入れた。
「うわあ。」
家の中は、まるでお城のようであった。
「シャンデリアがある……。」
「うん。私、小さい時の夢がシャンデリアがある家に住みたいなって思ってたの。」
すると、庭が見える透明の窓しかない廊下に来る。