第29章 ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス〜1’〜
私と樋口さんの今の仕事は、武装探偵社の者たちをはめる事。
「「…………」」
二人して武装探偵社の者たちを見つめている。
ちなみに、私は金髪で長髪のかつらをしているので分からないだろう。
私は、人虎とそして中也が言っていた双子の姉のような人を見つめていた。
「えーと。調査のご依頼だとか。それで……」
と言って私たちの席の反対側の席に座るオレンジ色の男性が云う。
とその時、
「美しい……」
と言って、太宰さんが樋口さんの手を握る。
あっ。やばい。
太宰さんは言葉を言っていく。
「睡蓮の花のごとき果敢なく。そして可憐なお嬢さんだ。」
「へっ!?」
樋口さんもそんな声出さなくていいから!!
「どうか私と心中して……」
あっ。もう切れた。私の中の何かがキレた。
「お姉ちゃんに触るな!!」
樋口さんは、動揺する。
私の名前出すなよという目で睨む。
「なななな!ユキ!大きな声を出したらダメでしょ!」
ほほっ!樋口さん、演技うまい!!
と思うと、オレンジ色の髪の男性が、大丈夫ですよという。