第27章 私の双子の妹
パチっ
「あら、起きたかい?」
「与謝野さん。おはようございます。何日ぐらい寝てましたか?」
私は、起き上がって与謝野さんに聞く。
「ンー。丸一日だネ。」
「そんなに……あっ。谷崎さんたちいけますか?」
「あンたのおかげで、まあ生きてるよ。まあ、あンたのおかげで悲鳴が少なかったけどネ。」
おっと、怖い怖い。
私は、起き上がって足を床につける。
「はあ。あンたが能力で気絶するのは初めてだったよ。」
え?
「奇絶……ですか?」
あれ?でも、あの後の記憶が全くないな?
「急に、怪我人二人と寝ているやつ一人を抱えて、太宰と白雪が探偵社に現れた途端、あンた倒れたンだよ。」
あっ。そっか。あれを使ったからか。
「それは、多分私の『七人ノ小人』の七人目を使った所為ですね。」
「七人目?」
与謝野さんが私を見る。