第13章 嬰壱点へ お団子〜信玄〜
私は、しかめっ面で信玄様に言う。
「信玄様、幸に『女心を知る』ように言っておいてください。」
「俺もそれは思う。で、天女は一人で何をしているのかな?」
と信玄様は、私の隣に座る。
ラとドとミの音がした。
意味は、
何かを隠している。
「その天女って何ですか?私は、どこから見ても普通の女性ですよ?」
「いや、美しい君は天女という言葉があってると思うよ。」
やばい。
口車に乗せられそうだ。
切ろ切ろ
「あ、信玄様も良かったらお団子どうぞ。」
私は、皿を信玄様の方に渡す。