• テキストサイズ

【イケメン戦国】〜音姫〜

第5章 壱点ヘ 琴の腕前〜秀吉〜





「秀吉さんさっきは助けてくれてありがとう。」

「咲良、琴が弾けたのか。すごくうまかった。」

私は微笑みかける。

次におじいさんを見る。

「ここの琴は、質がいいからまた立ち寄っても構いませんか?」

「いいですよ!咲良様!」

私は、ありがとうございます、と伝えると秀吉さんと一緒に店から出た。




「久しぶりに琴弾いたから疲れちゃったや。」

「琴を習っていたのか?」

秀吉さんが聞く。

「習ってたって言うより、どの弦がなんの音かわかれば、だいたいわかっていたから、習ったのは、弦の種類だけ。」

私は、ふふふと笑って答えた。




【秀吉目線】


琴を弾いていた時の咲良がとっても綺麗だった。


ずっと、見惚れてしまった。



咲良は悪い奴じゃなかったな。


明日からは、めいいっぱい甘やかそう。

兄貴として。


【第三者目線】
だが、秀吉はどこか『兄貴』ということが禍々しいと思っていた。
/ 212ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp