第5章 壱点ヘ 琴の腕前〜秀吉〜
安土の城下ってとっても賑わってるんだね。
私は、秀吉さんから何故かお小遣いを貰って来てるわけなんだが……
なんでお小遣い貰ってるんだ?
そこが、一番の疑問。
ちなみに、さっきから私の頭に流れてくる音は、レの音だ。
とその時
「はあ?巫山戯んな!!この琴全くいい音が鳴らねえじゃねえか!!」
と、男の人の声が聞こえる。
私は、すぐそっちの方向に向かった。
着くと、大きい男の人が、おじいさんを殴ろうとしている。
私の頭でカチンときた。私は、男の人の腕を掴むと
「やめてください。」
殺気が出まくっている。
「ああん?なんだよ、女。邪魔すんなよ。」
男は、私の方を向く。