• テキストサイズ

君と紡ぐ100のお題

第5章 purple







『はーい、筋肉バカの櫻井翔でっす
 ってなんでや!』

「…ありがとう、櫻井君」

『やめてさん、辛くなるからやめて』



と言う櫻井君の後ろでみんなの笑い声が聞こえる。



「なんか盛り上がってる?楽屋」

『うん、そう、もう松潤帰るからね』




と言われ、なんだか首のあたりが
くすぐったくなる。


何これ新婚さんじゃないんだから。





「う、うん、ありがとう」

『さんのお陰でさ、
 松潤ちょっと優しくなったよ』


と相葉君のように小声で話す櫻井君。




みんな松本くんが聞いて困ることは
大体わかってるんだろうなと
嵐のよさを感じた。





『なんかね、すげえ穏やか。まるで天使』
と自分で言って
自分で笑ってしまうところが櫻井君らしい。



「それ、嬉しい、ね」

『ほんとありがとうございます』

「い、いえいえ!こちらこそ」

『不束な潤ですが、
 これからも何卒よろしくお願い致します』

「こ!こちらこそ不束なおばさんですが
 何卒よろしくお願いいたします…」

『おばさんって!歳そんな変わんないし!』そう言って、今度は「最年長、後ろでスタンバッてっから」と笑いながら消えていく声。






/ 449ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp