第5章 purple
「…もう、毎回、泊まっていいって
聞かなくても、いいってこと?」
「…ふふふ、そう、だね」
「我慢してた分も、
さんに触れていいってこと?」
「…あ、うん、いやそれは…
私ブランクあるし、ね?
やっぱり歳上はいたわらないと…」
なんて言うと
「そこは許可とらないから」と
わざと意地悪な言い方をするのに、
彼の手は私の頭を優しく撫でる。
見落とせないくらいの
優しさをくれる松本くん。
伝えたいことはひとつだけ。
「松本くん、大切にするから
私と…お付き合い、してくっ「もっちろん!」
と伝えたいことがい終わる前に
ギューッと強く抱き締められる。
「く、くくく苦しい!苦しい松本、くっ」
「もう離さない!もう取り消しなし!」
年下男子の
意外な1面がまた見れた。
END.
「し、死ぬかと思ったよ!ばか!」
「死なせないよ」
「頼むよダーリン」
「任せてハニー…てバカじゃないの」