• テキストサイズ

君と紡ぐ100のお題

第1章 blue







智くんには内緒で彼の好きなショートケーキ(特別にホール)を買って、彼の家に向かっている最中に、ちょうどタイミングよく連絡が入る。




『ちゃん?今どこ?』

「えっと、まだ職場…」


智くんを驚かそうと嘘をついた。



『あ、そっか。いや…オイラもまだ仕事、終わんなくて』

「うん、頑張ってね」

『ちゃんも』

「…じゃあ、」と電話を切ろうとすると
智くんが「あ!」と何かを言いかける。


『家、帰ったら連絡してね』

「え?あ、うん、わかった」


そう言って電話を切った。





珍しい、智くんが連絡して、だなんて。




「……ふふ」


嬉しくて頬の緩むまま
智くんのお家へ向かう私はきっと
スキップしていたに違いない。





/ 449ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp