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君と紡ぐ100のお題

第3章 gleen







「なんでそんなに旅行嫌なの?」




彼の目に対して大きすぎる黒目が
小動物のようにウルッと光る。


そんな目で見つめても
ダメなものはダメなんです。




「嫌じゃないよ、怖いだけ」

「そんな変な場所連れてかないから…
 そりゃあまあ、変なことはするけど」

「…変な、こと」

「いや!ちゃんが嫌なら
 100歩譲って変なことは、…しない!」

「ま、雅紀くん、問題はそこじゃなくてね」




そうなの?じゃあ変なことはしていい?
と首を傾げる彼は
まだ問題点がわかっていない。




「雅紀くんと旅行なんて嬉しいよ、
 でも、私は…」




雅紀くんを失うのが怖い。




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