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君と紡ぐ100のお題

第2章 red









「え?ニノと?」



ハヤシライスを出して
大喜びをしていた彼の顔が
一瞬固まった。



「…うん、あの、さ、
 彼女とより戻したから
 3人でご飯、食べない?って」

「…、」



黙って一度ハヤシライスを
口に運ぶ彼が


うめえ、と言った。





「や、翔くんもね、と思ったんだけど
 ほら時間が合わなくて
 たぶん、二宮くんからも
 言われると思うけど…」



なんで私がこんな風に焦るかは
翔くんが一番知っていると思う。




「…つまりは元彼に会いに行くから
 許してってこと?」

「も、もとかれって…
 そんなんじゃないよ、」

「キスしたんじゃん」

「そ、れは」


それに関しては本当に何も言えない。
事実は事実で、
付き合っていた、それも事実で。
たった何日間の間だったけれど。






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