第1章 出会い方は人それぞれで
「・・・バスタオルはここに置いとくからな」
「うん。わかったありがとう。」
お風呂から上がると服がおいてあった。
「…か可愛い」
上は少し甘めのフリルのシャツにボトムス。の好みにドンピシャだった。
はその服を着て脱衣場を出た
「この服どうしたの?」
はすぐに尋ねた
「近くの洋服屋で買ってきた。店のウィンドウを見てお前に似合うと思って」
「嫌だったか?」
「全然むしろ…びっくり」
「そうか。それなら良かった。」
「ありがとう。…ん?」
は気づいた。彼の名前をまだ聞いてなかったことを
「あの…」
「どうした」
「そのっあの、名前教えてもらっていいですか?」
作之助は少し驚いた顔をしたかと思うと笑って
「そういや、言ってなかったか。
俺の名前は織田作之助だ。」