• テキストサイズ

真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第5章 明暗界線







舌で突起を転がし、吸って、わざとキツく噛んでやる






「ああ……っ!」





声を押し殺し、全身に力が入って‥‥ちゃあんと感じてんじゃん





「カズ、本当に大丈夫?女とヤんのとは勝手違うよ?」





クスクス笑う俺に、
身体を反らしながらも生意気な目が俺を睨む




「そんなのわかんねーよ。女ともシた事ないから」

「え‥‥まじ?」



ジッと見つめたコイツの目は
生意気だとは感じていたけど‥‥


茶色い瞳は潤んでて‥‥緊張してんじゃん



そか

生意気な態度でも取んないと持たないんだな




ホントは怖ぇんだろ


だけどさ
そんなんじゃ、ここには居らんないよ?







はだけたシャツを抜き取ると

カズの手首を頭の上で固定し、ベッドの柵に結びつけた


身体中を舌で這い

指先で刺激する度

ベッドがギシギシと音を立てる


ベルトを抜き取り、
触るまでもなく膨らみを帯びたズボンに触れると、


身体が跳ね、濡れた息を漏らしながら


カズは俺をジッと見据えた






「何?‥‥なんかシて欲しいんなら言えよ」




散々身体を弄っておきながら、
肝心な部分は放置したままの俺に、不満みたいだな




「そんなにシてほしいんならさ‥‥その気にさせてよ」




カズを縛り付けたシャツを解いてやると


白い手首は赤く色付いていた


だいぶ悶えてたもんな
声、スゲー堪えてたけど(笑)



「ヤってみてよ?
‥‥同じモンついてんだから、キモチよくする方法くらいわかるでしょ」




そう言ってベッドに座ると


カズは近付き、俺がやったみたいに、
首筋から胸元へ、流れるように舌を這わせた


キスを繰り返し、

チュッ…と、ぎこちない音を立てて吸い上げた胸元には

薄い線が赤く滲んだ




「ヘタクソなんだって(笑)」




悔しそうに睨む目は、
生意気だけど、ゾクゾクする


‥‥コイツ、
数こなしたらかなり使い物になんじゃない?




素質あるよ

俺が、マジで泣かしたくなったんだから‥‥




/ 308ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp