第6章 恐怖 美鈴said
横「そうか…」
また表情を曇らせた横尾さんは、ゆっくりと病室から出て行った。
思い悩んだあの顔に、どこか懐かしさを感じていた。
藤「美鈴ちゃん、大丈夫?」
美「はい。私は大丈夫です。でも横尾さんはきっと大丈夫じゃないですね。藤ヶ谷さん、横尾さんの側にいてあげて下さい。お願いします」
藤「えっでも…」
美「いいから、行ってあげて!あの人…壊れちゃうかもしれない」
藤「わかった。また来るな!」
そう言って藤ヶ谷さんは横尾さんの元へ駆け出した。
そう。これでいい。
なぜかそんな気がしたんだ。