第6章 後輩ー翔②ー
風「他のメンバーは知ってるんですか?」
翔「…知るわけねーだろ そもそも俺の勝手で兄さんも関係無い事だ」
風「ホントかなぁ(笑)」
冷や汗が出る
落ち着け
智くんと あいつらまで巻き込む訳にはいかない
風「兄貴 俺ね 兄貴が好きなんです」
思わぬ言葉に 目を見開く
風「ずっと悩んでた 同性なのにおかしいって
でも 兄貴は同性でも気にしない人なんですね 少し安心しました」
中「風磨!打ち上げ行くぞー!」
風「わかった 今行く! じゃあ兄貴 今日は来てくれてありがとうございました」
メンバーに呼ばれ
慌てて頭を下げて走り去ってく
風磨が俺を好き?
いつから?
同性でも気にしない人?
ふざけんなよ
どれだけ長い間その想いに苦しんだと
思ってんだ
お互いを思って メンバーを思って
何度離れようとしたと思ってんだ
それがやっと
やっと
今の状態でいられるようになったのに
このことがバレたら 嵐は
智くんに話すにしても
風磨のことを話さなきゃいけなくなる