第39章 大切なもの
月曜の夜
独りの部屋で 翔くんを観たくなくて
せめて 翔くんの側にいたくて
日テレの 翔くんの楽屋に向かってた
翔くんは もう本番に入るから
楽屋にはいない
戻ってきた時に 『ご苦労様』って言いたい
そう思って 楽屋のドアを開けた
相「やっぱり 松潤も来たよ!」
ニ「お疲れ様です 潤くん」
潤「相葉くん ニノ どうして…」
智「みんな一緒だよ」
和室の座卓に座って
リモコンを弄って TVをつける相葉くん
いつもの様に ゲームをしてるニノ
畳に寝転がって のんびりしてる大野さん
智「翔くんが戻ってきた時 おいら達がいてやんないでどうすんだ って」
相「翔ちゃんにお疲れ様ってハグすんの!」
ニ「それは翔さん迷惑でしょう」
智「いやいや お前ら邪魔だって 翔くんはおいらが優しく迎えるつもりだったのに」
相「おーちゃんは荒波だからダメ!」
智「なんだよ それ(笑)」
翔くん独りに 辛い思いはさせない
それが 俺達みんなの思い
これが 俺達が培ってきた 絆
相「あ 始まった」
ニ「…頑張ってください 翔さん」
智「翔くんなら大丈夫」
でも こうやって大野さんもここにいるって事は
翔くんが かなりメンタルをやられてる って
暗に 物語ってる
翔くん 頑張って
俺達が ついてるよ