第36章 大野丸
ニ「で? どうでした?」
夜会の収録
今日は ドラマの番宣でニノと一緒
同じ楽屋にしてもらって
お互いに準備も終わったあたりで
翔「何が?」
ニ「大野丸の乗り心地は」
翔「ぶっ!!」
思わず 飲んでたラテを吹きそうになる
ニ「おじさん自身の大野丸だったってことくらいお見通しですよ あの時のおじさん 確実に狙ってましたしね」
翔「そうなの?」
ニ「そうなんです 気付かなかったの翔さんと相葉さんくらいですよ」
そうだったのか
ニ「生憎 私は相葉さんの暴れ馬にも乗った事が無いので 今後の参考までに」
翔「え」
ニ「なんですか?」
翔「えと …まだ なの?」
ニ「ええ まだです」
驚いたけど
2人には 2人の進み方があるんだろう
ニ「優しいんですか? 大野丸」
翔「うーん どちらかと言うと荒波で出港してる感じ 決して穏やかではないよ」
ニ「そうなんですか?」
翔「それがあの人の愛し方 なんだろうなぁって思う」
ニ「あれだけ翔さんに甘やかされてるのに自分は荒いんですね」
翔「ニノ…(笑)」
ニ「ギャップが萌える って事ですよね? 勉強になります」
ああ ニノに翻弄される
相葉くんが 目に浮かぶよ