第32章 恋人にしたいランキング
翔「智くーん いいー?」
智「いーよー」
ケータイでセーラーマーズのテーマソングを最大音量にしてかけて
リビングのドアを開ける
翔「火の星!火星を守護にもつ闘いの戦士!」
無駄にターンなんかやりながら
翔「セーラーマーズ参上!」
ニ「よっ!カッコいい!!」
智くんの前に行き
片腕を伸ばして 決めポーズをしながら
翔「火星にかわって 折檻よ!!」
その瞬間
智くんの表情が微妙に歪んで
智「ふ… はははははっ!!」
腹を抱えて 大爆笑
智「音楽までかけてノリノリじゃん!!もぉサイコー 翔くん!!」
翔「あなたのリクエストだもん 当然でしょう」
ニ「当然なんですね やっぱりスゴいわ 翔さん」
目尻の涙を拭いながら 苦笑いしてるニノ
ニ「ロケの後めちゃくちゃテンション落ちてたの思い出すわぁ」
智「あの時はニノと一緒だったんだよな」
ニ「そう 衝撃でしたよ ¨俺 セーラーマーズになった¨って」
智「テレビに映ったヤツだ」
ニ「¨決め台詞 恐くね?¨って いやいや 詳しすぎでしょうよ」
妹がセーラームーン好きだったから
俺も一緒に観てたんだって
昔から 恐いなって思ってたんだから