第29章 HAPPYBIRTHDAY 2018.1.25
翔「いつの間にこんな…凄い こんな小さいのにこんなに細かくて…」
智「手帳に挟んで持ち歩けるだろ?ペンケースと手帳は翔くんの必需品だからな」
翔「ちゃんとラミネートまでしてくれて …ありがとう智くん めちゃくちゃ嬉しい…」
智「ん」
カバンから手帳を取り出して
カバーの裏側にあるクリアホルダーに入れる
翔「大野智直筆の絵を持ち歩けるなんてスゴい贅沢」
智「だろ?(笑)」
翔「飛行機落ちてもテロにあってもミサイルに当たっても俺だけは絶対無傷で助かる だってこんなスゴい御守りがあるんだから」
智「それは大袈裟」
翔「大袈裟じゃないよ こころはいつもあなたと…みんなと一緒だから」
その言葉で気が付く
翔くんも
毎回 万が一の覚悟を持ってたんだ
それなのに
そんなこと全然ありません 楽しみで仕方ないです
って顔して
おいらに みんなに心配かけないように
ごめんな 気付いてあげられなくて
心配するほうの身にもなってみろって拗ねたりして
でも 大丈夫
その絵に 願いを込めたから
翔くんの居場所はここだよ
おいらたちのところだよ って
だから絶対 帰ってこれる