第29章 HAPPYBIRTHDAY 2018.1.25
翔「智くん最近少し機嫌良くなかったから安心した」
料理と酒に舌鼓をうちながら
ご機嫌な翔くんが話す
智「…機嫌悪かった訳じゃねぇよ 心配なだけで」
翔「平昌?」
智「北朝鮮だ何だって騒いでるだろ?まぁZEROで北朝鮮の国境行かれたときよりはマシかもしんねーけど」
翔「それを言うなら選手の人たちだって同じだよ 今回は未来を担う若者が多いしね」
智「おいらは翔くんが心配なの」
翔「大丈夫 ちゃんとあなたのところに…ここに帰ってくるから」
智「約束出来る?」
翔「出来るよ 信じて?」
テーブルに投げ出されたおいらの手を
ぎゅっと握って 優しい瞳で微笑む
智「…じゃあ 御守り やる」
翔「御守り?」
翔くんの手を そっと外して
サイドボードに置いておいたそれを
テーブルの上に 置く
翔「…智くん これ…」
智「絶対無事に帰ってこい おいらの …みんなのところに」
翔「これ…俺? これは智くん ニノ…相葉くん 松潤…?」
ハガキサイズの紙に
ネクタイ締めたぷっくり唇の翔くん
鼻の高いほわほわ頭のおいら
雅紀ドットコムの相葉ちゃん
マチコがね!のニノ
まゆ毛と唇の下のホクロの松潤
みんな 翔くんを待ってんだからな
5人で嵐なんだからな