第1章 君に捧げるエンブレム
智「…このまま風呂場でやんの?」
翔「しないよ あなたこのまま続けたらのぼせるでしょ」
智「我慢できんの?」
翔「風呂あがるまでくらい我慢できるよ 俺そんなにがっついてないでしょう?」
いやいや
スイッチ入るとかなりがっつくぜ?
まぁ
おいらも人のこと言えねーけど
智「じゃあ頭乾かして そのあとグラスでビール」
翔「いつもそうしてるじゃない」
智「おいらにも翔くんしか受け入れられないって確かめさせて?」
翔「…」
智「おいらも翔くんしか受け入れられない いつものことでも他の人じゃ駄目だから」
翔「…仰せのままに」
優しく微笑んで おいらの手をひく
脱衣場でふわっと頭にかけられるバスタオル
お互いにお互いのことしか受け入れらんないなら
2人でいるときは
めいっぱいお互いをあいしあおう
おいらは 翔くんをあいしてる
翔くんも おいらをあいしてる
きっと ドラマも納得いくのが撮れるよ
だって
こんなおいらを受け入れてくれた翔くんだから
END