第58章 初恋の再会
「やっぱ、予想通り…すげぇイイ身体してんじゃん…脱いだらもっとすごいんじゃない?」
「っ…嫌ぁっ…っ…!」
そのまま揉みしだかれると耳元で舌を這わせられ…口元にハンカチの様なものを押し付けられると…すぐに気が遠くなり意識を手放した。
「………っ…」
どれくらい気を失っていたのか…
ぼんやりする頭で目が覚めると知らない場所にいた。
古い建物…倉庫のような場所…
シンと静まりかえった場所にクラクラする頭を押さえながら起きあがろうとした。
でもそれは出来なかった
「ようやくお目覚めか…残念だったな…逃げられなくて…」
花宮にいきなり首を掴まれ…寝ていた場所に再度押さえつけられ身体が痛い。
体育館のような床に痛みを感じながら暗がりの倉庫に馬鹿にしたように嘲笑する花宮が私を組み敷いていた。
「っ…うっ…っ…はっ…」
「忘れてたぜ…オマエは足癖の悪い女だって事をな…きっちり今から身体に教えこんでやる」
花宮が首を掴んでいる手に力を込めると締め上げられ苦しくなり、相手の手を離そうとしても力が緩むどころか楽しそうに冷笑し、ますます締め上げられる。
「っ…ぅっ…ケホッ…っ…ケホッ…っ…」
意識が飛びそうになる寸前で手を離され…気管に急に空気が入り咳き込む。
そんな苦しんでる姿に満足したのか…優越感に浸っているのか急にスマホを取り出して私に画面を向けた。