• テキストサイズ

【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第48章 学力テスト




放課後


第一体育館




「聖知ちゃん!
 怪我したって聞いたけど…
 本当に…もう…大丈夫なのかい⁉︎」


「森山先輩…長い間お休みしてしまってすいません…
 もう怪我も治ったので大丈夫です。」


「聖知ちゃんいない間…すごく寂しかったなぁ…
 それに……笠松と別れたって聞いたけど……
 明日…休みの日っ…いっ…痛っ!」



「別れてねえよ。」



聖知は久しぶりに体育館にくると森山が心配して駆け寄ってくる。

笠松とやり直していることは知らず、聖知の両手を握りデートを誘うと後ろから笠松に殴られる。




「この間…別れたって…言ってただろ?」


「Σっ…う…うるせえっ!
 いつまでも古い話すんなっ!」


「なんだ…結局熱々だったってことか?」


「「っ…/////!」」


森山がそう言うと、聖知と笠松は互いに顔を赤らめて顔を逸らす。




「水瀬…ちょっといいか…?」


「は…はい…!」


聖知は監督に呼ばれて恥ずかしくて逃げるように体育館の端の方へ向かう。







「黄瀬から聞いたが…
 2週間後の学力テストまでに…
 実際のところ…どうなんだ?」


「今日の昼休みから…
 英語と数学を勉強しましたけど…
 基礎をきちんと説明したら応用問題も…
 スラスラ解いていたので大丈夫だと思います。」


「ほら…監督…だから大丈夫っすよ!」


聖知が端のほうに行くと黄瀬は監督から怒られていた。
他の部員にも中間考査のテスト結果が厳しい者もいたが…レギュラーで赤点を取っていたのは黄瀬だけだった。


IHを制覇するためには黄瀬は必要不可欠の存在で監督は聖知の話を聞くと納得した様子で言葉を続ける。


「そうか…水瀬が言うなら…大丈夫だとは思うが…黄瀬、くれぐれも勉強は続けるように。」


「はい、了解っす…」


話が終わると、バスケの練習が始まる。
練習内容は瑛一が提示したメニューで始まり…終わる頃にはまだ慣れていないのか全員疲れ切っていた。

/ 793ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp