第31章 お泊まり※
「ッ…んッ…ッ…」
「…聖知…少し…力抜け…」
首筋に唇を寄せられるとビクッと反応して身体が強張らせてしまいそれを笠松先輩が察して優しく手を繋いでくれる。
その間も首筋を這うようにキスをされて力の抜き方なんてわからなく顔をそらしていると手を離して優しく抱きしめてくれた。
「大丈夫だ……ゆっくり深呼吸して力抜け……」
「ッ……」
ゆっくり抱きしめながらやさしく語りかけるように言われるとさっきまで緊張していたのが少し解れていくのがわかる。
笠松先輩も察して私の様子を見ると再び首筋にキスを落として服の上から体のラインをなぞるように手を這わせられる。
「んッ…ッ…」
「…今から…さ…触る…///…怖かったら言えよ…」
「んんッ…ッんッ…///」
耳元でそう囁かれると服の上から胸を撫でるように手を這わせられひと撫ですると大きい手で服の上からやんわりと揉まれる。
初めての感覚についていけなくて愛撫されるたびに身体が反応しているのを感じた。
「ッ…///…服……ぬ…脱がすぞ…」
「ッ…は……はい…」
言い終わらないうちにワンピースのボタンを途中まで外していき再び首筋にキスを落とすとだんだん下に降りてくると露骨にキスを落とされたと思うと痛みが走り痕をつけられる。
ふと、前にも同じシーンがあった事を思い出してしまった。
笠松先輩の姿が花宮とは違うと分かってはいても重なってしまい、急に怖くなり体を震わせて絞り出す声で言ってしまった…
「ッ…怖い…ッ…嫌ッ…」
「……聖知……俺を見ろ…」
恐怖感に包まれて泣きながら絞り出すように言ってしまうと笠松先輩は私の頬に触れて優しくキスをしてくれて抱き起こして優しく抱きしめて背中を摩ってくれた。