第31章 お泊まり※
「聖知…1つ聞いていいか……桐生っていうのは特徴的にどんな奴だ…?」
「…20代後半で身長は180cmくらいです…黒髪に赤い瞳で……正直…何考えてるのかよくわからないです……」
「…そうか……今は何か接触してきてるのか…?」
「いえ…家を出てから一度も会っていません。」
泣き止んでから気持ちが前より楽になり、笠松先輩に話をした事で自分がこれからどうすべきなのか考えるきっかけになり心が落ち着いているのがわかる。
「…些細なことでも…なんかあったら言えよ…?」
「はい…//」
淹れてもらったコーヒーを飲みながら笠松先輩は何か考えている様子だった。
桐生のことをなぜ聞いたのかわからないまま、笠松先輩をじっと見つめていると私の視線に気づいて肩に手を回して抱き寄せられ少し恥ずかしくなる。
「……そういや……覚えてるか……」
「へ?」
「ほら……き…昨日ッ…///…な…何…されてもいいって……言っただろッ…///」
「Σッ……そ…それはッ…//////」
笠松先輩が途切れ途切れに言いにくそうに話始めると顔を赤らめながら昨日の話が出て自然と私も顔が赤くなる。
公園で言ったことを思い出し、勢いで言ってしまったとは今さら言えずに顔をそらしてどうしようか考えていると肩に回されてる手で強く抱き寄せられ口付けられる。
笠松先輩は直ぐ唇を離すと海で私にキスしたように深く口付けてそのままゆっくり押し倒される。
「ッ…んんッ…んッ…ッ…」
いきなり押し倒されて驚き、角度を変えながら何度も口付けされて息が続かなく笠松先輩のシャツを握りしめて逃れようとしてもなかなか解放されない。
唇が解放された頃にはお互いの吐息が触れ合うように息を乱していた。