第22章 初デート (告白と波紋)
ーー笠松視点ーー
今…俺は…試されてる……
そのうち水瀬の部屋に上がることになると思っていたが…
まさか付き合った日に部屋にあげてもらえると思わなかった…
警戒心…とかねえ…のか…?
俺だって…男だぞ…
いくら話するためだって言ってもよ…
夜に男を部屋に入れるかッ……
俺は水瀬の部屋に入ると初めて見る部屋に
目のやり場に困り棚に置いている写真に目をやっていた。
「…何見てるんですか?」
「Σッ…な…何も…見てねえよッ…!//////」
いきなり後ろから水瀬に声をかけられると心臓が跳ね上がり照れた顔を隠すように俺はテーブルの近くに座った。
「笠松先輩……今から話しますけど……聞いてて…良い話ではないので…」
「……構わねえよ…」
コーヒーを数口飲むと水瀬の方から話を切り出すと耳を疑うほど水瀬の口から信じられない内容が耳に入ってきた。
首絞められた……だとッ……
あいつッ…異常だと思ってたがッ……ここまですんのかよッ…
俺は拳を握りしめ1発殴っておけばよかったと思うくらい花宮に怒りを覚えふと水瀬を見ると顔色が悪く身体をカタカタと震わせていた。