第4章 負けんな
「よ…よう…待たせたな…」
笠松さんの部活が終わり校門で待っていると笠松さんが現れた。
「お疲れ様でした。」
「べ…べつ「君の応援のおかげで全然疲れてないよ?」
「え?」
「失礼。俺は森山。笠松とは同じチームメイトさ。お嬢さんのお名前は?」
「え…ぁ…その…」
「やめろ…恥ずかしいことすんなッ!」
森山と名乗る人に両手を握られて慌てていると笠松が森山さんと名乗る人をシバいていた。
「いくぞ?」
「え…はい…あの…今日は本当に突然すいませんでした。」
「べ…別に…何回も謝まんなッ…」
「は…はい…」
森山さんと呼ばれる人を適当にあしらい、
笠松さんに声をかけると素っ気なく返されてしまった。
怒ってるのかな…
「ついたぜ。」
「え…?」
笠松さんが立ち止まるとそこは展望台があった。
「見ろよ。部活終わるとたまにここにくるんだ。」
「綺麗…関東でこんなに綺麗な星見るの初めてです…」
展望台から見上げる星はとても幻想的で嫌なこと何もかも忘れさせてくれるような幻想的な景色だった。