幼馴染だからってやっていいことぐらい解れ【気象系】R-18
第4章 悪魔の囁き *二宮和也
俺の家に、智くん以外の3人を呼んだ。
「どうした?急に呼び出して」
翔さんの探るような台詞に溜息を吐いた。
「ニノが、家に俺らを呼ぶなんて小学生以来だな。なんかあった?」
潤くんが俺の読み通りの台詞を語る。
「もしかして、無無子に関すること?」
相葉さんのくせに、鋭い。
「みんなに言わなきゃいけない事がありまして。」
悔しい想いを抱えながら、みんなを見つめる。
何?って感じで3人が俺を見る。
「無無子に彼氏ができた」
長い沈黙が続く
ああ、言ってしまった。
「え、ニノなに言ってんの?無無子は、みんなのものでしょ」
全員が口を揃えた。
「智くんと付き合ってる、無無子」
「そ、そんな、嘘だろ」
相当応えてるのか、俯く翔さん。
潤くんは、言葉を失っていた。
相葉さんは、今にも泣きそうな顔をしている。