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【NARUTO】人狼といっしょ。

第6章 XXXXXXX回目のやり直し。



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仕方ないの。
私は。
化け物だから。
仕方ないの。
木ノ葉に居場所はないから。
仕方ないんです。
『お前は、ここから生涯出てはならぬ』
ダンゾウ様の言葉。
あの時は絶望に感じた。
けど、今は愛だと理解できる。
護られていた。
とても、温かく。
とても、大切に。
「んっ!んんぁああっ、そこ、ぃやっく、るし」
便器の様に吐出され、匂いが頭をおかしくさせる。
この部屋は、薄暗く懐かしい。
ダンゾウ様ならどんなふうに触れてくれるかな、なんて考えながら笑ってしまう。
ダンゾウ様なら触れない。
ただ、愛でて綺麗なままで居させてくれただろうから。
旦那様は触れもしなかった。指一本。
それは愛ではなく、拒絶だと解っていた。
「っく、ぁんああああっ」
それに、彼には大切な人が居るのを知っていた。
━━━━のはらリン
あの人と居る彼は幸せそうだった。
私がそれを壊してると知った時、この結婚はひろめてはならないと理解した。
彼の邪魔をしてはいけないと。
「あっー…っはぁっ!」
吐出された感覚に眠気が襲う。
次がまた来る。
もう少し眠りにつきたい。
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