第11章 人狼とは。
ナルトがご飯を食べ終えると、寝る時間だとが言い放つ。
静かにするのは無理な話で、綱手に絡まれたとカカシは飲みに行くぞと言われる。
「私は寝る~ナルトくんと寝る~」
「リン!?」
「えへへ、子供かぁわいい」
そう言ってナルトとはしゃぐリン。
オビトは動揺して固まり、アスマは俺達も留守番してるよと言っていた。
シカマルは行くと言っていて、イタチはテンゾウを介護⋯介抱していると、紅はいくーとに抱きついていた。ゲンマは酔いつぶれ寝腐っている。
「さて、メンバーも決まった事だ、よし!行くぞー!」
「ナルトを置いてくなど⋯あの!」
「良いから、アスマがついてる、イタチもな」
「⋯⋯ナルト⋯」
ちらりとナルトを見る。
にかりと笑い行ってくるってばよっと微笑んでいるから。
「ごめんなさい、やっぱり残ります」
「え」
「ナルトを置いては行けませんから」
綱手は苦笑いを浮かべた。
「そうまで言われてはな、さ!解散だ!お前達!」
男どもはやだと言う女共を抱えて部屋をぼちぼち後にしていく。
「、またな近々くるわ」
「アスマが私に用事ですか?」
「相変わらず可愛くねーな」
「~何かあったらすぐ言うのよ」
「そーそー!もーらめなんだから独りでなやんじゃ」
「リン暴れんな!またな!」
「大丈夫かーヤマト、んじゃな。あんまし無茶すんなよ」
「さん、何かあったら助けますよ」
その台詞をお前が言うんかいと、イタチにブーイングがあったがは心も体もぽかぽかとして夢心地だった。
静まる部屋、ナルトはの手を握り寝てしまうと、は今日一日とてもとても沢山幸せな言葉を貰ったことを思い出してにやけた。
片し終えて、テーブルを拭いているとカカシ様がぽつりと。
「」
その声が少し寂しげだったから。
「はぁい、カカシ様」
そう言って貴方を見つめる。
泣きそうな顔をして頬を染める彼。
向かいに座って手を握った。
「今日は甘えん坊さんですね」
「いつでも会えるなんて、解ってるのにそんな言葉が言い訳じみてて惑わされてるのかもしれない」