第6章 XXXXXXX回目のやり直し。
ハッとして人の姿になり彼の手を握る。
行かないでと駄々をこねるように。
「お前の外は私の庭だ、覚えておけ」
その言葉に、どれだけ救われるか。
私は何度も何度もうなずいた。
ダンゾウの元でしか私は、生きられない。それ以上の幸せや安心感等感じたことが無い。
そんな世に再び放り出される恐怖。
貴方が見守ってくれるなら、凛としていられる。死ぬ最後まで微笑んでいられるから。
そして。
私は、はたけサクモに引き渡される。
見覚えのある銀色の細い鎖を足に巻かれサクモも足につけていた。