第2章 【裏】検証、爆豪勝己の場合/爆豪勝己
内腿を撫でていた手は、私の秘部をショーツの上からなぞりだした。それに自分の意思と関係なく、体が跳ねる。執拗にショーツを上から肉芽を刺激され、布越しだというのに、私の秘部は爆豪くんの指を濡らす位、愛液が漏れていた。
「お前だってその気じゃねえか。」
こんな所で初めてを喪失してたまるか。初めては好きな人…消太くんとって、思ってたのに。やめてと騒ぎ立てるが、私の力じゃ爆豪くんを止める事が出来ない。私を片手で押さえつけ、カシャカシャと金属音を立て、器用にベルトを外す爆豪くん。
「やだ!初めては消太くんとって決めてるからダメー!」
「…お前ら何してる?」
「あ"?」
「消太くん…!」
消太くんが来たことで、消太くんの個性によって爆豪くんに掛けられた私の個性は消された。そして、我に戻った爆豪くんは自分の置かれた状況を理解したのか、先程と変わらぬ視線を私に向けるが、それは完全なる殺意の目。
「テメェ…!」
「ご、ごめんって爆豪くん!」
「逢崎、お前後で反省文な。」
爆発寸前の爆豪くんを消太くんが宥め、教室に戻ると、響香ちゃんに大丈夫だったかと尋ねられ、それに大丈夫と答えたが、もう二度と爆豪くんに個性を使うまいと固く心に決めた。
「…で、なんだこの反省文は。やり直しだ。」
「えー!?なんで!?」
「反省の色が見えない。」
「私のピンチに颯爽と現れる消太くんがカッコよかったって、ちゃんと消太くんの事褒めてるよ!?」
fin.