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【WJ】短編 -2-

第7章 【裏】気が付けば、いつも視線の先に君がいた/赤葦京治


「赤葦くん…ここ、部室。」
「うん、そうだね。」
「…ダメだよ、こんな所で。」
「じゃあ、ここじゃなかったらいい?」


 その問いに彼女は答えず、耳まで赤くして、俺の胸に顔を埋めた。


 スカートの隙間から、手を滑り込ませ、大腿部を撫でた。そして、ショーツの上から、割れ目に指を沿わすと、そこは既に湿り気を帯びていた。


「濡れてる。」
「言わないで…。」


 俺自身も部室でこういう事をするのが良くない事だと承知の上だったが、可愛い反応につい歯止めが効かなくなっていた。雨音に混ざり、部室内に厭らしい水音が響く。それに反応するように漏れる甘い声に感覚が麻痺してしまいそうだ。甘ったるい声で俺の名を呼ぶ逢崎さん。彼女をテーブルの上に組み敷き、邪魔だったショーツを抜き取った。恥ずかしいと言って秘部を隠す彼女の姿に俺の欲望は爆発寸前だった。ベルトに手を掛け、スラックスと下着を膝下まで下ろし、濡れぼ沿った彼女の秘部に自身をあてがった。傷口を開くように、ゆっくりと彼女の膣内に自身を沈めていった。まだ男をあまり知らない彼女の蜜壷は、キツく俺のモノを締め付けた。


「動かすよ。」


 ゆっくりと前後に腰を振りを始め、彼女の膣内を堪能した。爪をたて、背中に走る鋭い痛みさえも気持ちいいと感じる程に、彼女の体を貪った。徐々に腰の動きを速めると、快感が一気に押し寄せてきた。俺が動く度に、甘く甲高い声を上げ、必死に俺にしがみつく。


「だめ、っ、あ…っ、き、ちゃ、う…っ!」


 その声を合図に小さく痙攣を始め、より一層締まる膣。サッと膣内から自身を抜き取り、彼女の腹部に白濁液を吐き出した。
 恍惚の表情を浮かべ、テーブルの上で淫れる逢崎さんを見て、再び自己主張をする自身。再び逢崎さんを抱きたい衝動に駆られたが、一度オーガズムに達したせいか、理性がそれにブレーキを掛けた。


「赤葦くんの馬鹿…。明日からここに来たら今日の事思い出しちゃうよ…。」


 口ではそう言ったものの、熱っぽさの残るその表情。


「逢崎さんってこういうの好きなんだね。また、シて欲しいって顔してる。」
「…意地悪。」
「嫌いになった?」
「…ならない、です。」



fin.

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