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いとし、いとし【短編集】
第9章 きっと届く【hq 日向翔陽】
「今頃、日向は東京かな?」
目の前のポスターから青空へと目線を移す。
「合宿、頑張れ。日向」
ここから東京はちょっと遠いけど、
きっと届くと信じて、
私なりのエールを送った。
小さな巨人を目指す彼の、
その大きな目標が叶ったら、
その時は、私の気持ちを伝えよう。
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