第2章 非日常のような日常
そういえば…
「アブさんってなんで家にいるんですか?」
「え?なにを今更…」
アブさんは色々と謎だ。
例えば年齢、出身…
今回の疑問も謎の一つ。
アブさんは気づけば家にいた。
もしかすると私の記憶が無くなっているのかもしれない。
いや、それはないか…
「え、なになに?そんなに考え込んじゃって…あ、もしかして…アブさんはどうしてそんなにカッコいいの?的なことを考えてたりして……いててて!地味に痛いから!蹴らないで!?」
「アブさんが何故家に居るのか考えてたんです。」
「ふふ、なーぜでしょうねー!」
「うざ…」
「なんか、さっきから当たり強くない?!」
「日頃の行いが悪いのでしょう。」
「もー!そんな事ばっかり言ってると…」
「うわっ!?」
うん、なぜ押し倒した?