第3章 デートですか?
アブside
駅前で待ち合わせすると自分で言いながら相手を待たせている件について。
アリスちゃん、怒ってるかな…
駅前に着くと、ある光景を目にした。
アリスちゃんがナンパされているのだ!
幸いナンパしているやつは直ぐに逃げたけど。
「アリスちゃん!?だだだ大丈夫???!!」
俺は焦った。
「え、と、逆に大丈夫ですか?」
「俺は大丈夫だから!怪我とかしてない?!」
「はい」
よかった。
「本当によかったー…」
ギュッ
「え、…え?」
「あ…えと、つい…。」
「もー、またいつものセクハラですか?」
「えー!これはセーフだよ!」
思い出して…欲しいな。
あの日々を。