第8章 異変と喧嘩、勝利の意味
第1Qが終了し、作戦を練る誠凛
だが、黒子封じの高尾、コート全面シュート可能な緑間
その2人により、黒子&火神コンビの動きが鈍る
そして、点数もどんどんと、差が開き始めた
試合は、27対45で秀徳リードのまま、10分のインターバルに入る
「…………」
誠凛の控え室では、沈黙が続く
カントクが何かを言おうとしたが、日向が何かを察し、話を止める
ふと、黒子が前半のビデオを見ていた事に気がついた
「何か勝算あるのか?」
「え?さあ?」
どうやら、黒子は勝てるかどうかより、勝ちたいと考えていた
「てゆーか、もし100点差で負けたとしても、残り1秒で隕石が相手ベンチを直撃するかも知れないじゃないですか」