第4章 弱点発見!!弱点は黒子!?
試合に戻り、
「……ねえ、舞花ちゃん」
「はい」
「黒子君に……、何かした?」
カントクの目には、試合に参戦している黒子、と得意の数値化が映っている
しかし、その数値は温存していた体力以外に、全体的に数値が上がっていたのだ
「別に、普通にテーピングし直しただけですよ?カントクも、見てましたよね?」
「え、ええ(けど、温存した体力以外で、一体何があって、能力の数値が上がったのかしら……)」
「…………」
数値の向上に、疑問を思うカントク
そのカントクを見る舞花は、
「……………クスッ」
と妖しく笑った
温存していた黒子の活躍により、2点差まで詰めていく誠凛
さらに、日向のシュートで、点が入り、82対82の同点まで追いついた
それを皮切りに、黄瀬も火がついた
「やべぇな…。全員気ィ入れろ。こっから、試合終了まで、第1Qと同じ…」