第1章 誠凛入学
「………なんだ、コレ」
とりあえず、言われるがままに脱いだ男子達
すると、カントクは男子達の体を見ただけで、的確に苦手ポイントを当てる
その理由は、彼女の父親の職業にあった
彼女の父親は、スポーツトレーナー
データをとって、トレーニングメニューを作る毎日
その仕事場で、肉体とデータを見続けている内に、身につけた特技
体格を見れば、彼女の目には、身体能力が全て数値で見える
それが、彼女の特技なのだ
「………黒子君て、この中いる?」
「あ!そうだ。帝光中の…」
ひとまず、見定めも一区切りついた
しかし、帝光中の黒子と言う男子生徒がいないらしい
「(帝光中の黒子?まさか……)」
カントクは、見当たらない黒子を諦め、練習を始めようとした
その時、