第14章 青峰の実力
バキャ!!!
そこに、黒子のイグナイトパスで、火神にボールを渡す
今度は、火神がダンク
と思いきや、
ガドッ!!!
今度は青峰がブロックしたのだ
驚きは、青峰の尋常ならざる
その"速さ"
バランスを崩し、火神より後ろにいた青峰が、今火神を"ブロックした"のだ
ビーーー―――……
と此処で、第2Qの終了の合図が鳴る
「すげぇ…、あれが青峰…」
「めちゃくちゃ、速くね!?素人目にも、ハンパねーよ」
青峰の速さに観客達は、驚く
「(速い?あれが?)」
だが、舞花は青峰を許さなかった
分かっていた
「……"遅すぎる"にも程がある」
そうあれは、青峰の速さの中で、一番遅い
しかも、やる気のない
いわゆる、手抜きの速さなのだ
しかし、手抜きとは言え、火神に追い付く程の速さ
これが、キセキの世代のエース
青峰大輝と言う男だ