第13章 決勝戦、当日
桃井の情報収集に、手こずる誠凛
しかも、残り5秒以内にシュートしないと、桐皇のボールとなってしまう
そんな状態の時、
「…桃。あんたが、情報に長けているのは、分かってたわ」
「甘いぞ、小娘!」
一方コート内では、日向のマークについていた選手に異変が、
「『このままで行く』って、言った理由は、もう1つあるわ。もっと単純な…、つまりそれは
女の勘よ!」
桐皇の選手の後ろには、黒子がいた
「彼は女の勘でも、次何するか、分からない!」
ボールは、日向から火神に渡り、そのままシュート
点数は、21対15で依然桐皇が有利だが、誠凛も追い付こうと、グイグイ攻める
「ね!カントク。予想した通りですね」
「予想?」
嬉しそうにする舞花に、何の事か分からない控えの選手達
実は、昼間学校にいた時、舞花はカントクに相談していたのだ