第10章 3秒の勝敗と雨の電話
近くにあるお好み焼き屋に着いた誠凛
「黒子テメェ、覚えとけよ。コラ…」
「すいません。重かったんで…」
火神の左側は、泥塗れだった
「ほら、火神君。これ使って」
舞花は、火神にタオルを渡す
「おお、サンキュー」
火神はタオルを受け取り、汚れた泥を拭く
「ん?」
すると、見た事がある2人に、目がとまる
火神が目に入ったのだろう
2人も、目線を向けた
「「お/ん」」
その2人は……
「黄瀬と笠松!?」
「ちっス」
「呼び捨てか、オイ!!」
海常の黄瀬と笠松が、そこにいた
2人は、先程の誠凛と秀徳の試合を観に来た帰りだった