第10章 3秒の勝敗と雨の電話
「お待たせしました!」
「お帰り、舞花ちゃん」
控え室に戻った舞花は、
「さ!舞花ちゃんも帰って来たし、帰ろっか!」
「いや、ちょっ…、ゴメン。マジ待って」
「「!!」」
「2試合やってんだぞ、しかも王者」
「(怖っ!)」
ゾンビみたくなってるレギュラー陣を目撃した
「うーん、やっぱり2試合の後ですし、少しマッサージした方が良いですね」
ゾンビ化(とまでは、いかないが)しているレギュラー陣の痛みを見てみる
「オレらは少し休めば、大丈夫そうだけど、火神がな。ムチャしたし」
日向はチラリと、火神を見る
その火神は、痛み+足の限界突破で、立つ事も出来ないでいた
舞花は、火神の所に行き、処置に使う物を出した
「全く。あんな無茶するからよ」
「だってよ」
舞花は、火神の足を処置しながら、説教した