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【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです

第1章 大胆な告白


「急に悪かったな。その、なんだ、俺と友達になってもらえませんか?」
「私…でよければ。」


 少しだけ返事をする声が上擦った。岩ちゃんに釣られて心做しか顔も赤くなってるような気がする。好奇の眼差しでちーちゃんから見られてるせいもあるかもしれない。


「今度、また会いに来る。」
「うん…。」
「行くぞ。」
「あ、ちょっと待ってよ岩ちゃん!」


 踵を翻し足早に去っていく岩ちゃんとそれを慌てて追い掛ける王子様。王子様は一度だけ振り返り、郁ちゃんまたね、と手を振ると、再び岩ちゃんにどつかれていた。


「やるじゃん郁ー!」


 ニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべ乍私の肩を抱くちーちゃん。


「ちょっと茶化さないでよー!」
「とうとう郁にも春が来たかー。」
「そんなんじゃないってば!友達が出来ただけだから!」
「何言ってんの!告白されてたじゃん。いいなー!あんな告白、私も一度はされてみたーい!」


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