第40章 『Anotherstory~№4』
勇太から君の "その話" を聞いたとき、
正直信じられなかった。
本当なのかなぁ…って。
でも僕の行動はいつも勇太とだし、
そうなったら君と居れる時間なんて
無くなっちゃうに決まってる。
勇太が君を毛嫌いし出して、
事実も確認せずにいいのかな?って
内心納得いかないことばっかりで、
それでも僕は勇太をとった。
廊下で見かける君には
拳武と嶺亜がついてるみたいだったし
大丈夫だろうって。
もし…ふたりも駄目だってときは、
僕が傍に行ってあげたいなって…
……ほんとはちょっと考えてたり。